FTP通信の接続制御モードにはアクティブモードとパッシブモードの2つがあります。
通信で使用するポート番号はこの接続制御モードによって決まります。
下記の表がアクティブモードとパッシブモードでそれぞれ使用するポート番号になります。
アクティブモード
クライアント
①制御コネクション:20
②データコネクション:1024~65535
サーバ
③制御コネクション:21
④データコネクション:20
パッシブモード
クライアント
⑤制御コネクション:空いてるポート
⑥データコネクション:空いてるポート
サーバ
⑦制御コネクション:21
⑧データコネクション:1024~65535
ポート番号はサーバ、クライアントで範囲を絞ったり任意の値を設定することができます。
アクティブモードの場合、②のデータコネクションのポートをクライアントで指定することができます。
パッシブモードの場合、⑧のデータコネクションのポートをサーバで指定することができます。
両方のモードでサーバの制御コネクションをクライアントで指定することができます。
このようにFTPは使用するポート番号が複雑となっています。
クライアント、サーバに対してファイアウォールを設定する際は注意が必要です。