TableauServerは導入してなにもしないと不要なログや一時ファイルが蓄積します。
これらのファイルは日毎にローテートはされるものの削除はされません。
TableauServerで不要ファイルを削除するには「tabadmin」コマンドを実行します。
まずは容量を確認します。
D:\Program Files\Tableau\Tableau Server\9.0\bin>fsutil volume diskfree d: 空きバイト総数 : 95738847232 バイト総数 : 1073739714560 利用可能な空きバイト総数 : 95738847232
ディスクの使用率が90%を超えています。
実際にTableauServerで保管しているログファイルを確認すると長期間保存されています。
tabadminコマンドの「cleanup」を使用して不要ファイルの削除を実施します。
D:\Program Files\Tableau\Tableau Server\9.0\bin>tabadmin cleanup ===== Cleaning entries from http_requests log older than 7 days -- Deleted 1 rows ===== The service is running. Files in use will not be cleaned up and coordination transaction logs will be truncated, but not removed. Use the --restart command to have cleanup stop and restart Tableau Server. ===== Removing service logs. ===== Truncating coordination transaction logs. ===== Not removing tempdir contents, as the service is running
2、3分程度でコマンドの実行が完了しファイルの削除が完了します。
ディスク容量を確認すると使用率が20%程度となりました。
D:\Program Files\Tableau\Tableau Server\9.0\bin>fsutil volume diskfree d: 空きバイト総数 : 802023702528 バイト総数 : 1073739714560 利用可能な空きバイト総数 : 802023702528
実際にログを確認すると、直近1日分のみが残っています。
TableuServerは不要ファイルを削除するような設定項目はありません。
tabadminでこういったツールが提供されてますのでそれらを使用して運用できるシステムを構築します。
なお、tabadminの「backup」コマンドでも不要ファイルは削除可能ですがこちらはcleanupとは別です。
cleanupはログと一時ファイル、HTTP要求エントリーを削除しますがbackupではHTTP要求エントリーしか削除しません。
TableauServerを使用したシステムを構築する際はcleanupを定期的に実行するよう作りこむ必要があります。
tabadminのcleanupについてTableau公式ドキュメントはこちら
https://onlinehelp.tableau.com/current/server/ja-jp/tabadmin_cleanup.htm