WikiのソフトウェアとしてはスタンダードなMediaWikiの導入手順です。
今回はWordPressが既に導入されているサーバにインストールするためPHPとMySQLは設定済みです。
まずは公式サイトで公開されているバージョンを確認します。
https://releases.wikimedia.org/mediawiki/
導入したいバージョンを取得しサーバに展開します。
$ wget https://releases.wikimedia.org/mediawiki/1.28/mediawiki-1.28.0.tar.gz $ tar -xzvf mediawiki-1.28.1.tar.gz $ mv mediawiki-1.28.0 /var/www/mwiki/ $ chown -R apache:apache /var/www/mwiki/
続いてapacheの設定を行います。
$ vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
まずはMediaWikiのルートを設定します。
AliasでURLのパスとディレクトリを指定します。
<VirtualHost *:80> DocumentRoot /var/www/html ServerName xxxxxx.xxxx.com Alias /wiki /var/www/mwiki </VirtualHost>
続いて画像ファイルの配置するディレクトリの設定です。
一番下に追加しました。
<Directory "/var/www/html/mwiki/images"> AddType text/plain .html .htm .shtml .php php_admin_flag engine off </Directory>
apacheを再起動しページにアクセスすると初期画面が表示されます。
上記の設定だとURLは下記のようになります。
http://xxxxxx.xxxx.com/wiki
DBやアカウントの設定は続けて画面上で実施できます。
SetUpのリンクから先に進むと各入力画面が出てきます。
全ての設定が完了すると「LocalSettings.php」というファイルがダウンロードできます。
これをwikiのディレクトリ(/var/www/mwiki)に配置します。
ここまででMediaWikiの設定が完了します。
ページにアクセスするとwikiが使用できます。
今回、最後に権限だけ追加でセットアップを行いました。
管理者ユーザーだけがwikiを編集できるようにします。
$ vi /var/www/mwiki/LocalSettings.php
ファイルの最後に下記を追加します。
アカウント作成と匿名でのwiki編集を制限します。
これにより最初に作成したアカウントでログインした場合のみでした編集できないようにします。
$wgGroupPermissions['*']['createaccount'] = false; $wgGroupPermissions['*']['edit'] = false;
これでMediaWikiの導入が完了となります。
WordPressではまとまった情報を公開しにくいと考え、今回wikiを導入しました。
今後新しいコンテンツとしてwikiで技術的情報を公開していく予定です。