AWSのロードバランサー、ELBについてです。
先日ELBのスケールアウトを行いました。
ELBはインスタンス台数やタイプを指定できませんが実際はインスタンスで構成されています。
これの変更をする方法を今回ご紹介致します。
まず、現在のELBのインスタンスを把握します。
nslookupコマンドでELBのホスト名をパラメータとして指定します。
$ nslookup {ELBのホスト名} Server: 172.XXX.XXX.XXX Address: 172.XXX.XXX.XXX Non-authoritative answer: Name: ELBのホスト名 Address: 54.XXX.XXX.XXX Name: ELBのホスト名 Address: 54.XXX.XXX.XXX
クロスゾーンで設定していればアベイラビリティゾーンAとCそれぞれ1つずつで計2つ確認できます。
上記の結果ではELBが2台のインスタンスで稼動している状態です。
これを増やしたいときはサポートに問い合わせる必要があります。
マネジメントコンソールの右上から「SupportCenter」を選択します。
「CreateCase」のボタンから問い合わせを作成します。
今回は下記のような形で問い合わせを行いました。
——————————————–
Subject:ELB warming 申請
Case type:Technical
Severity:High
CC:{自分のメールアドレス}
本文:
【依頼内容】
期間:2016/XX/XX〜2016/XX/XX
ELB: 対象のELB名
想定リクエスト数: 100000 (requests / second)
ELB経由でやり取りする平均オブジェクトのサイズ
Net Work In 50KB (/ 1 request)
Net Work Out 60KB (/ 1 request)
——————————————–
数時間後に返信が来て2点質問されました。
Keep-Aliveの有効性とHTTP/HTTPSリクエストの比率についてです。
今回はkeep-Aliveが有効でリクエストはHTTPSが100%だったためそのように回答しました。
数時間後に再び返信が来て無事にELBのスケールアウトが完了しました。
スケールアウト後のELBを先ほど同様にnslookupで確認します。
$ nslookup {ELBのホスト名} Server: 172.XXX.XXX.XXX Address: 172.XXX.XXX.XXX#XX Non-authoritative answer: Name: ELBのホスト名 Address: 54.XXX.XXX.XXX Name: ELBのホスト名 Address: 54.XXX.XXX.XXX Name: ELBのホスト名 Address: 54.XXX.XXX.XXX Name: ELBのホスト名 Address: 54.XXX.XXX.XXX
4台構成にスケールアウトされていました。
このようにELB のスケールアウトを行うときは問い合わせを使用します。