海外サービスに向けてサーバを公開するためタイムゾーンの変更を行いました。
手順は次に示すとおりです。
①変更前のタイムゾーンを確認
dateコマンドを使用して確認します。
$ date Date 2016年 2月 25日 木曜日 07:00:00 JST
JST(Japan Standard Time)、日本の標準時間であることが確認できます。
続いて設定がどうなっているか確認します。
タイムゾーンは「/etc/localtime」に設定したファイルが読み込まれます。
$ ll /etc/localtime lrwxrwxrwx 1 root root 25 1月 23 2015 /etc/localtime -> /usr/share/zoneinfo/Japan
シンボリックリンクが日本の設定ファイルになっていることが確認できます。
②タイムゾーンの変更(アメリカに)
①で確認したシンボリックリンクを張り替えます。
$ sudo ln -sf /usr/share/zoneinfo/US/Eastern /etc/localtime
③変更後タイムゾーンの確認
dateコマンドで確認します。
$ date 2016年 2月 24日 水曜日 17:00:00 EST
EST(Eastern Standard Time)、アメリカ東部の標準時間であることが確認できます。
続いて先ほど同様に設定がどうなっているか確認します。
$ ll /etc/localtime lrwxrwxrwx 1 root root 25 1月 23 2015 /etc/localtime -> /usr/share/zoneinfo/US/Eastern /etc/localtime
④再起動時の設定
「/etc/sysconfig/clock 」の内容を書き換えます。
#変更前 ZONE="Japan" UTC=false
#変更後 ZONE="US/Eastern" UTC=false
このときUTCが「true」となっていた場合は「false」に書き換えます。
こうすることでローカルのタイムを使用することとなります。
以上、タイムゾーンの変更でした。
今回はAWSのAmazonLinuxで実施をしております。