初投稿になります。今回VPS内にWordPressをインストールしてこのブログサイトを開設致しました。これにちなんで1回目はWordPressを使えるようにするまでの手順を紹介します。
まずは必要なソフトウェア及びミドルウェアをインストールします。yumを使ってインストールしますので最初から入っている場合でもコマンドを実行してしまって問題ありません。
$ yum install httpd -y $ yum install php -y $ yum install php-mysql -y $ yum install mysql-server -y
MYSQLとapache起動及び起動設定を行います。
$ chkconfig httpd on $ chkconfig mysqld on $ /etc/init.d/httpd start $ /etc/init.d/mysqld start
MySQLの設定。WordPressで接続するためのパスワードを作成します。加えて文字コードをUTF-8に設定します。
$ mysql mysql> update mysql.user set password = password(‘root') where user = ‘root'; mysql> flush privileges; mysql> CREATE DATABASE wordpress CHARACTER SET utf8; mysql> exit;
WordPressをダウンロードしてインストールします。ダウンロード元及びファイル名はWordPressの公式サイトから最新の情報を閲覧し、それに合わせて書き換えてください。WordPressの日本語公式はこちらです。
$ cd /usr/local/src $ wget https://ja.wordpress.org/wordpress-4.5-ja.tar.gz $ tar xvf wordpress-4.5-ja.tar.gz $ mv wordpress /var/www/wordpress $ chown -R apache:apache /var/www/wordpress
apacheの設定を行います。下記の例はWordPressをルートに設定するものです。VPSに複数コンテンツを入れる場合はそれに合わせて書き換えてください。apacheの設定ファイルを開きます。
$ vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
DocumentRoot及びDirectoryをwordPressのパスに書き換えます。
DocumentRoot "/var/www/wordpress" <Directory "/var/www/wordpress"> AllowOverride All
apacheの再起動をします。
$ /etc/init.d/httpd restart
ここまででWordPressを動作する環境が整いました。下記のURLにアクセスすると初期設定を行う画面が開きます。
http://{ホスト名}/wp-admin/setup-config.php
ここから先はWordPressの案内に従って進めていくだけとなります。
WordPressは多機能でカスタマイズ性の高いサイト構築ツールです。更新頻度の多いサイトを構築する際には最適なツールです。今回のようなVPSにインストールして使用する方法はかなり割高なのでオススメはしません。使用する際はVPSではなく共有レンタルサーバを使う方がコスト的にも運用の手間的にも楽になります。既にVPSを契約していてスペースが余っている場合は検討の余地があります。